デザインの事例

会場案内図

建築関連の総合展示会ジャパンホームショーが、ビックサイトで開催され行ってきました。4日間で約9万人の来場、出展企業等約640社と、とても大きな展示会です。

さて、そうなると会場もとても大きく、どこに、どんなものが出展されているのか、興味があるものを探すわけですが、そんな時に入場時に配られる案内図は大変便利です…しかし。以下に挙げた2つの案内図をご覧下さい。(開催日 2003年11月)

分かりにくい案内図

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分かりにくい案内図
  1. 一見色分けされて探しやすそうなのですが、私にはとても探しづらいものでした。
  2. 案内図の方は色が塗られているだけでどのゾーンを示しているのか分かりません。
  3. 凡例と実際の地図とを照らし合わせることが出来ない。
配色に関しても、
  1. 「エコ・環境ゾーン」と「CAD業務支援ソフトゾーン、ビルマンション総合展」の区別がつきません。
  2. 「住宅設備システムゾーン」と「リフォームゾーン」の区別がつきません。
もちろん、道に迷うことはありませんでしたが、ちょっとした工夫で、ずいぶん探しやすくなるのです。
それが、次の案内図です。

分かりやすい案内図

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(A)分かりやすい案内図1
(B)分かりやすい案内図2
同じ日に隣の会場で、開催されていた、こちらは、医療・福祉関連の設備機器総合展示会ですが、案内図がとても分かりやすかったです。
  1. まず(A)の図で、出展内容によって区分された会場の全体像を表示してあり、行きたい場所の大まかな位置を把握することが出来ます。
  2. そして(B)の図で、詳細な出展者の位置が分かります。
  3. また、(A)(B)どちらの図にも、そのブロック名が、文字で表記され、とても分かりやすいです。
  4. 小さな展示ブースに色をつけるのではなく、区分された背景に色をつけているので、パッと見てとても分かりやすいです。

建築業界は、バリアフリーな都市計画や施設だ、バリアフリー住宅だ、云々とうたっていますが、どうでしょう? 車椅子では上りきれない急なスロープを作ってみたり、弱視の方にも有効なコントラストのついた色使いの点字ブロックを、地面と同色にして見にくくしてみたりと、現実にはまだまだ、使う人の立場ではなく、作る側の立場で作られているような気がして残念でなりません。(2003年11月)

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